FC2ブログ
08月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月

7月26日を振り返る

2020/08/26
4年前の2016年7月26日、神奈川県の津久井やまゆり園において26名が殺傷された事件が起きました。裁判は既に結審し、加害者に死刑の判決が決定していますが、これで終わったと言えるのでしょうか。

そんな中で、ある歌手のツイートに、「優れた才能や容姿の人のおばけ遺伝子に関して国家プロジェクトとして国が専門家を集めて、選定するべきではないかと」という事を書かれていたそうです。
さて、皆さんはこの二つの出来事をどう思われるのでしょうか?何が?と思われる方がいるかもしれません。
津久井やまゆりの事件と、この歌手のツイートの根源は同じところにあるかと思います。それが「優生思想」です。

津久井やまゆりの事件の加害者は、障害を持っている人は価値が無い、税金の無駄使いだと言い、事件時には会話が可能なのかを確認しながら殺傷をしていたようです。日本には優生保護法と言った法律が過去あり、断種や不妊手術を強制的に行ってきた事実があります。
これらは「消極的優生思想」と言われます。

ツイートにあった、おばけ遺伝子の選定は、優れた遺伝子を掛け合わして言う事で更に優れた遺伝子を作っていこうとするもので「積極的優生思想」と言います。
確かに「親譲りの○○」と言われるものはあります。それは誰かによって操作されたものではなく、個々人の関係で出来上がるものだと思います。
「親譲りの○○」を国家や誰かの操作の元で作っていこうとすることが良いのでしょうか?私たちは国家の為に生きているのでしょうか?
また、おばけ遺伝子とは、誰が、どういった定義をもって選定をするのでしょうか?その定義に当てはまらなかったどうなるのでしょうか?

ナチス・ドイツでは、ユダヤ人の虐殺以外にも、障害を持った人たちに強制的に断種を行い、T4作戦では精神病院にガス室が設けられ7万人の方が殺された事実があります。兵庫県では1966年から「不幸な子どもを生まない運動」が行われるなど、過去の話だけではありません。
利便性や効率性を追っている中で、様々な身近なところでも「優生思想」は見え隠れします。
個々人が、自分らしく、生きていける社会、それがかなう地域生活を目指していきたいものです。

そんな中で、京都でALSの方が医師によって殺害される事件が明るみに出た。
安楽死でもない、尊厳死でもない、SNSで知った人を殺めた殺人事件。
この加害者も高齢者への医療は社会資源の無駄、寝たきり高齢者はどこかに棄てるべきと優生思想的な主張を繰り返していた。

どんな人でも生きる権利を妨げられない社会、誰もが自分らしく生きたいと思える、叶えられる社会が出来ることを望んでいきたいと思います。

三宅直基
10:43 かめのすけの思い | コメント(0) | トラックバック(0)
コメント

管理者のみに表示
 | HOME | 今年の夏は »