FC2ブログ
01月≪ 1234567891011121314151617181920212223242526272829≫03月

介助のプロとは?

2020/02/13
今年もプロ野球では、ドラフト会議を経て契約金1億円、年俸1000万円と言うような新人選手が生まれてくるのでしょう。列島を沸かした、ラグビーでは、世界においても1億円を超すプロ選手は数が限られているようです。
プロとは何でしょうか?
プロとは何かの対価として、お金が発生しているのか、していないかでしょうか?
私を含めてスタッフは、月々のお給料をいただき、障害福祉サービスを生業としています。国から事業費として事業所がいただいたものを原資とした、お給料をいただいています。それにおいては、登録介助者の皆さんも月給と時給の差はありますが、原資は同じことになります。また、国からいただく事業費は元をただせば、国民一人一人が納めている税金になります。
野球のようにお金を払った観客に見てもらうのがプロなら、福祉は税金を払った市民に見てもらう必要があります。

プロとは、能力が高く、技に優れ、確かさがあるという言い方をされる場合もありますが、私たちが関わっているのは障害者福祉においては、初めて会った方においてはどんなに長く介助活動をしていた人でも、初めてであり戸惑いがあります。お金をもらっているからと言って、障害をお持ちの方個々人の対応は違いますので、一個人の対応が出来るとは限りません。
ただし、長い期間介助活動をされている方は、障害をお持ちの一人から、複数の方からの経験から対応をする引き出しが多くなっているのはあるかと思いますが、それが初めての方に適するかは分かりません。

先日NHKの番組「プロフェッショナル」に、女優の吉永小百合さんが出演されていました。彼女自身は女優として、プロフェッショナルと言う言葉は嫌いで、素人でありたいと言われていました。
演技を指導され、計算し、考え、練習を重ね演技をするようなプロフェッショナルではなく、時代や、生活や、感情、生い立ちなど全てにおいて配役に入り込んでいき、後は自然に身が動くまま、演技をしない演技を目指しているそうです。それが言葉として素人という感じでありたいようです。しかし、日々の体力づくりや、役の理解をするために自身でその場に赴き、感じ、役に入っていく様子はプロフェッショナルだと私は感じました。

私達が行っている介助活動において、一人一人の障害をお持ちの方に対しての技に優れ、確かさがあるという面でプロと言えば親御さんになるのかもしれません。私たち介助者はご本人を理解しようとする努力や準備、またご本人を通して経験すること、想像すること、原因を考えることが吉永小百合さんの様なプロで、障害をお持ちの方と直接の接しているときは自分をさらけ出していても良いのかもしれません。
そして、私達スタッフは自分の引き出しを増やすのは当然の上に、介助者が動きやすい、考えやすい環境を整えることがプロの技なのかもしれません。自戒を込めて。

三宅直基
10:05 かめのすけの思い | コメント(0) | トラックバック(0)
コメント

管理者のみに表示