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介助者募集と養成

2010/11/12
上半期が無事に過ぎてはいますが、かめのすけには多くの課題がまだまだ山積みになっています。一番の課題として、介助者の数が安定的に増えていない事です。以前は学生が多く関わってもらえていたのですが、最近は学生が減ってきています。

今年も大学めぐりや就職フェアにハローワーク、求人誌の掲載など介助者の募集に力を注いでいます。時には、親御さんから「正規職員をもっと増やしたら」といわれる事もあります。しかし、何故、毎年多くの介助者を募集しているかといえば、かめのすけが行っている活動や障害をお持ちの方々の生活を知ってもらいたいという思いと、私たちの活動には常に風を通しておく必要があると考えているからです。

コミュニケーションの障害がある方の生活支援を行っていく上で、ご本人の思いや体調の変化を感じ、確認する為には実際の介助を行うことが一番確実な方法であるのは、事実です。それに加え、感覚、アンテナの精度を高くするためには頻回に介助に入っていくことが必要です。しかし、別角度から見ると、障害をお持ちの方々も我々と同じように、人に対して色々な顔をして、ある方には甘え、ある方には緊張する等があります。一人の介助者が頻回に介助に入ることで、障害をお持ちの方が多くの人と接する機会を奪っている事になりかねません。

また、過去、私自身が関わらしていただいたケースにおいて親御さんとだけの関係の中で生活をしている方がいました。その方は居住地に関しては地域で生活をしていましたが、地域社会とは一切の関係を持っておらず、初めてお会いした時は、現代版の座敷牢かと感じたほどです。(現在、その方は色んな手法で、社会と繋がりを持たれる様になっておりますので、ご安心を。)

多くの介助者に関わっていただくことで、私たちは口に出してご本人の生活や私達が考えている事を説明する機会が必然として増えてきます。そうすることにおいて第三者の目を常に感じ、日常生活の中に社会の風が入ってくることが、コミュニケーションが苦手な方が地域で生きている証になっていくと信じています。

もし、新しい介助者を増やすことなく同じ介助者で介助を長期間続ける事は、一面において、生活は安定をするのかもしれませんが、構図としては、路上生活者等を囲い込み、生活保護の申請を手伝ったうえに保護費を搾取する、いわゆる貧困ビジネスといった手法となんら変わりないのではないかと、感じてしまいます。

そんな理由からも、介助者の募集と養成はかめのすけの永遠のテーマに変わりありません。今後も継続して行っていきますので、ご協力していただければと思います。

三宅直基


18:25 かめのすけの思い | コメント(0) | トラックバック(0)
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