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卒業

2016/03/18
卒業おめでとうございます。
今年も多くの学生介助者が卒業していきます。

かめのすけの介助者は、個々人の家に行くので通所・入所施設のように多くのご本人に出会うことは少ないのですが、一人一人のご本人さんとは一対一の濃い介助関係、人間関係を築くことになります。そんな、濃い関係の介助者が居なくなることは、障害をお持ちのご本人にとっては、とても厳しいことではあります。それは家族においても同じことで、この時期には、わが子の先を誰に頼って行くのかに不安を感じている事と思います。

賛否がありますが、かめのすけでは、学生を含めて多くの介助者に活動をしてもらっています。確かに固定した職員で活動を行うことも可能ですが、居宅といった密室性が高い仕事を更に密室性を高めてしまう結果になりかねません。年齢もまだ若い学生であると、責任感や、社会性と何かと不安が絶えませんが、密室ではなくなり、多くの人の中で生きていく事が出来ていくのかと思っています。
そして、学生が障害をお持ちの方々と一緒に街に出て感じたこと、経験したことが、社会人になってからも、直接には会わずともに社会の中での生き方、考え方に何らかの影響を与えて、それぞれの場において「みんなが生きやすい」社会作りに頑張ってくれると思っています。

卒業していく学生さんには、小さなお願いが一つだけあります。
介助活動で出会ったご本人さんを忘れないでほしいのです。そして、年一回の年賀状でも、どんな形でも構いませんので、ご自身の近況をご本人さんに連絡を入れてあげてください。皆さんが連絡を入れてくださることが、ご本人さん方がこの地域で生きている証になると思っています。
以前、あるご本人さんが言われていたのが、介助者が成長していくのが楽しみであり、学生であった介助者が社会人になり、母となり子供を連れてくるのが一番の喜びとも言われていました。

卒業をして、実際の介助には入れなくとも、ご本人は皆さんと一緒にいた時間を思い出されると思います。街の中で、偶然会った時には声をかけてください。また、遊びに来てください。そして、自分の経験を大きな声で社会に発信してください。
また、卒業をして会社に慣れた後でも、介助活動を続けてもらえるなら、大歓迎ですので。

卒業で縁を完全に切ることが、無いようによろしくお願いいたします。
新しい世界をいっぱい楽しんでください。卒業おめでとうございます。
09:24 かめのすけ日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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