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5月3日

2022/05/04
今年も憲法記念日、5月3日が来ました。
朝日新聞阪神支局襲撃事件から今年は35年。
昭和62年5月3日の夜に西宮市役所近くの朝日新聞阪神支局に散弾銃を持った男が押し入って発砲、記者一名が殺害、一名が重傷を負いました。事件後には「赤報隊」を名乗る犯行声明が送られましたが、未解決のままに時効になりました。

介助者の多くは知らない事件ですが、赤報隊は他にも幾つかの事件を起こしていました。
マスコミに向けた言論弾圧事件として注目を集めたのです。
その日が憲法記念日。
憲法には様々な103条あります。
その中でも福祉の関係者にとって大きなものは次の条文になってくるのかと思います。
第十一条 基本的人権の享有と性質
第十二条 自由・権利の保持義務、濫用の禁止、利用の責任
第十三条 個人の尊重、生命・自由・幸福追求の権利の尊重
第十四条 法の下の平等
第二十五条 生存権、国の生存権保障義務

ウクライナ情勢を含めて今年の憲法記念日は、特別な感じを受けています。
憲法の第九条には戦争の放棄とあるにも関わらず、自衛隊がある状態が続いている上に、敵基地攻撃能力を反撃能力と改称を行うという事になりました。世論調査でも憲法改正に関しての認識が高まっているとあります。

自民党は平成24年に改正草案を出していますが、前文が大きく変わっています。
第十三条では「個人」としての尊重が「人」に、「公共の福祉」が「公益及び公の秩序」に、「最大」が「最大限」に変わっています。
第十四条では、「障害の有無」と言う言葉が入っています。
個人的には第二十一条表現の自由に、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を目的にした結社を認められない、と言った個所には違和感を得ます。

かめのすけでは、様々な障害をお持ちの方々と関わっています。それぞれの個人の障害が、生き方が認められる社会があれば良いのではと思っています。日本国憲法の下で生活をしていることを改めて考えていく機会になれば。

~~ 明日も喋ろう 弔旗が風に鳴るように ~~

三宅直基
13:50 かめのすけ日記 | コメント(0) | トラックバック(0)

大学アピール

2022/04/25
桜が散り、温かくなってきました。
明日から例年通りの大学アピールが始まります。
一昨年度はほぼ全ての授業でのアピールが出来ず、昨年は予定していた二日目からまん防が出たためにやはりほぼアピールが出来ていませんでした。
今年は一定の授業において対面授業が行われるので、ほぼ三年ぶりのアピールになります。
多くの方に少しでも、聞いていただければと思っています。

三宅直基
13:36 かめのすけ日記 | コメント(0) | トラックバック(0)

2022年度

2022/04/11
2022年度が始まりました。
最近は、学生の介助者が以前に比べて減少をしており、先月のかめ通信に寄稿をしてくれた卒業生は三名でした。
ご本人やご家族においては、慣れた介助者が継続して来てくれるのが一番だと思われるのも分かりますので、良い様にも見えますが、介助活動の裾野を拡げていくのも、かめのすけの活動だと思っている、我々にはとても悲しいことなのです。

何故、介助者の裾野を広げる必要があるのでしょうか?
福祉社会とは、個々人が認め合いながら自分の思いを達することが可能な社会だと理解をしています。その為には多くの様々な機会が必要になります。自分の思いも、様々な機会の上に成り立っています。服装や音楽の趣味、食事の好き嫌い等を含めて、誰かに誘われて、情報を得て、試しをして個人の趣味に、趣向になっていくのだと思います。
家族だけ、同一の介助者だけでは、ご本人が得る情報は偏ってしまいます。様々な人との関わりを持っているからこそ、趣味趣向が作られ、変化をしていくのだと思います。

福祉とは英語でwelfareとかwell-beingと訳されます。良い生活、幸せと言う意味です。
さて、福祉の反対語とは何になるのでしょうか?
良い生活、幸せの反対語ですから、悪い生活、不幸せになります。なら、悪い生活、不幸せとはと考えた時に、浮かぶのが強制です。自分以外の誰かに、「あなたの為に、○○しなさい」「△△だから、□□しなさい」と決めつけられることです。
複数の関わりがあれば、強制に対して、NOと言ってくれる人、疑問を持ってくれる人がいるでしょう。
かめのすけは、現在、障害者総合支援法といった法律にそって障害者福祉の活動を行っていますが、この福祉は行き過ぎると、拉致監禁、強制にもなる危険性を含んでいます。
新しい介助者が入ることで、我々はご本人の介助方法や生活歴、趣味趣向を伝えなければなりません。その作業をする中でご本人を再確認しなければなりませんし、新しい介助者の疑問にも答えていくことで、拉致監禁をしていないことが証明出来ていくのだと思っています。

兵庫県においては2020年度の虐待通報が前年度比199件増583件。そのうち虐待が認められたのが143件、養護者による事案が101件、雇用主の事案が14件、残る28件は施設従事者による虐待でした。
このコロナ禍において、感染予防の為に人との接触を減らす傾向がありますが、限られた人に負担がかかることで虐待ケースに及んでいることもあります。
本年度も、常に開かれた、様々な機会がある社会環境が、拉致監禁、強制にならない社会の始まりだと思って活動をしていきます。
11:33 かめのすけの思い | コメント(0) | トラックバック(0)

平和を築く

2022/03/02
国際情勢には、詳しいほうではありませんが昨今のウクライナへのロシアの侵攻は気になります。
ベルリンの壁の崩壊、ソビエト連邦の崩壊から始まり、各国の春と言われる時代を見て来ており、その後の不安定な情勢が続いていることも知っています。
今回のウクライナ侵攻は、兄弟のような国での侵攻。信じがたいの一言です。

以前、私が勤めていた横浜の朋の施設長であった日浦さんは「戦争が起これば一番最初に影響を受ける子たちと」言われたことがあります。障害があり、様々な制限や、依存することが出来るものが少ない人たちにとって、戦争における逃避行や制限、環境の変化に耐えることは難しいことは事実です。

またダイアログインザダークの発案者は「戦争の反対語は、単に平和ではなく、対等な対話を続けていくことだ」と言われている。国における兄弟喧嘩によって多くの人たちが逃げ迷い、命を失っていることに関して、無関心でいれるわけはない。

一日も早く、人が人として相手を思いやりながら話が出来る平穏が来ますように。

三宅直基

09:12 かめのすけの思い | コメント(0) | トラックバック(0)

思い出

2022/02/09
6日に以前関わりを持たしていただいたご本人さんの訃報が届いた。
一人暮らしを始めて16年が経った中での、突然の訃報でした。
通所施設で仕事を始めて、まだ間がないころ。
ボランティアを集めたいと言う話から、近隣の大学でビラを配ってみようと行ってみた。
当然キャンパスの中では配ることは出来ないのは分かっているので、キャンパスの近くでビラを配ろうとした。
拡声器を使い、言語障害がある本人がしゃべる。
私はスピーカーを肩にかけてマイクを持たないといけない、ビラも配りたい。
本人が配りたいというが、学生さんたちは避けて通る。
一時間程度頑張って10枚受け取ってもらえたかどうかだったと思う。
この方法では無理だと思い、教鞭をとっていた知人に話をするようになった。
それ以来、大学授業でのアピールは続いている。

学生さんたちに、外出支援を行うようになって、本人は神戸に遊びに行った。
出発して一時間も経たないうちに連絡が入った。
車椅子のフレームが折れたと、悲壮な介助者からの電話だった。
ストレッチャーのような車椅子、フレームが折れては頭が落ちて押すどころではないのが想像できた。
慌てて、本人が乗れそうな車いすを急遽、持って行き乗り換えを済ませると、本人は「遅かった」と一言残して遊びに行った。

色々な事があったけど、一つ一つが思い出になり、かめのすけの講座などでの話題にさせてもらっています。
ありがとうございました。
遠くから見守ってください。ご冥福をお祈りします。

三宅直基
14:15 かめのすけ日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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